7 私の クルニュー国立中世美術館  

 

説明は、−JTB 街物語 パリ−に拠った。

その3 絵画・工芸品

「タラスコンのピエタ」

1456−57年。南仏ローヌ県タラスコンの町の施療院で発見された祭壇画。キリストの姿態、構図に「アヴィニヨンのピエタ」の影響が顕著。

 

「聖母子像」

1400年頃。聖母子の彩色木造だが、中央が観音開きになり、その中に彫刻と絵画が施されているのが大きな特徴。中央は神が十字架のイエスを抱く造形だ。

 

「バーゼル大聖堂の祭壇前飾り」

11世紀前半。当時のドイツで流行した金工芸術の最高傑作。

 

「ノートルダム寺院のポルタイユ」

1210−20年。寺院の正面中央にある「最後の審判のポルタイユ」下段彫刻(復活の場面)のオリジナル。死者を蘇らせる笛を吹く天使など、現在の寺院のものと比較してみるのも面白い。

 

「司教杖の頭部」

1120−30年。セイウチの牙は、北ヨーロッパではチェスの駒や宗教用具などによく使われた。このイギリス製の司教杖はその一例で、カンタベリー寺院の資料に見られる12世紀初頭の様式。

 

「アダム」

1260年。イブと共に、ノートルダム寺院の南翼廊を飾っていた彩色像。右手はリンゴを持っていてが、後年に最後の審判の所作に変えられた。非常に生き生きとした造形で、パリのゴシック彫刻の代表作のひとつである。

 

「行列用十字架」

聖母、聖ペテロらに囲まれた十字架像で、15世紀後半のイタリアに典型的な様式。

 

 

気分はパリジャントップ