ニュージーランド自然紀行  6 

世界遺産に登録されているミルフォードサウンド観光(氷河が作り出した、景観美を巡るクルーズ)に行く

 クイーンズタウンは、ビクトリア女王にふさわしい街といわれるように、とても素敵なところだ。国内第二の(東西84q南北5qで琵琶湖の約半分の面積)の氷河湖ワカティプ湖畔に面し、荘厳に聳える山々に囲まれ、信号が一つもない町並みは、行き交う観光客でにぎわっている。 そして、ある旅行雑誌のアンケートでは、行ってみたい都市25にも入っているというのにもうなずける。

 ホテルを早朝に出発して、一路西海岸に向かう。往復で約600qのバスの旅だ。目的のミルフォードサウンドまで約6時間。この間、信号が一つもないのに驚く。途中の原生林の中での散歩や、両側に迫る切り立った高山の壮大さに、ただ只唖然とするばかりだった。そして1時間30分のミルフォードサウンド・クルーズも、それに輪をかける壮大さに、さすがは世界遺産と思うと同時に、この国が、その自然を懸命に守ろうとしている姿勢に、とても感銘を受けた。

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      原生林の中の巨大なシダ         船に乗る                 船内

        

   切り立った断崖を滝水が落ちる    落差160bの滝       行き交う船

  

   オットセイが昼寝している