中国(広州・桂林・昆明)の旅

3 桂林 (2002/11/25-26)

 

  桂林の市内は10月下旬ともなると、金木犀の薫りが町全体を覆うという。それもその筈、桂林の桂は「金木犀の林」という意味だという。言われてみれば、あちこちに金木犀の木が群生している。人口は60万人だが、年間の観光客は300万人にもなるという観光の街。何といっても、1億5千万年前に海底が隆起して出来たカルスト地形を、船に乗って漓江を下りながら身近に見られるというのが素晴らしい。竹江から陽朔までの約60qを、途中、下船して鍾乳洞を見ながら5時間ほどの船下りを満喫した。

  途中下船して観た大鍾乳洞は、延長2キロほどだが、中には大きなドームや鍾乳石はもちろん、トロッコ(5分ほど)や船に乗っての観光(10分ほど)、そして地下から地上へはエレベーターに乗って出る。と、いう趣向には驚かされた。素晴らしい鍾乳洞だ(国内外の今までの中で、一番の感動)。

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竹江の乗船場 と  水墨画を思わせる風景が続く  下船した陽朔の街                         

 

   

途中下船して観た鍾乳洞(トロッコと船)

 

その後、世外桃源という少数民族の村を、船に乗って観た(観光用施設で、ショーアップされている)。

      

 

夕食後、少数民族の舞踊ショーを観た。

     

 

翌26日、七星公園と畳彩山に行った。公園では、パンダ(30数歳−人間だと90歳代とか)と駱駝山の眺めを楽しみ、畳彩山(標高70bほど)では市内展望を満喫した。

 

   

七星公園のパンダ・駱駝山など

 

   

畳彩山と展望(漓江と市内)

 

象鼻山を観て、午後3時過ぎの飛行機(約1時間半)で昆明に向かい、この日から2泊した万怡酒店に、6時半頃到着した。

 

 

象鼻山(民族衣装の女性−観光写真向けで一人10元(150円))

 

 

桂林(エンカルタ百科事典から)               

コイリン(桂林) 中華人民共和国コワンシーチワン族自治区の北東部にある区轄市(地区が管轄する市)。地名は市内にうえられているキンモクセイ(中国名、桂花)に由来する。中国屈指の景勝地として知られる。「山青し、水清し、石美しく、洞窟奇異なり」の山水画の世界がひろがる桂林には、年間400万人以上の内外の観光客がおとずれ、観光関連業は市の経済の重要な位置を占める。おもな工業はゴム、医薬品、エレクトロニクス、工作機械、紡績、食品で、鉄器、櫛、毛筆などの伝統工業も健在である。面積は4195km2(市区は565km2)。人口は131万人(市区は57万人、1995年)。

古くから軍事的要地として重視され、秦代に桂林郡がおかれ、清代に広西省府の所在地となった。1940年に市制施行。79年から外資導入がはじまり、60以上の国と経済交流をおこなっており、国外の企業誘致のための新技術産業開発区が新設された。熊本市と友好関係をむすんでいる。