4−4 プラド美術館
プラド美術館
プラド美術館は、1785年カルロス3世によって建設が始まったが、当初は自然科学博物館になるはずだった。設計者は当時のスペインの代表的建築家、ファン・デ・ビリャアヌエバ。しかし、ナポレオンとの戦争によって工事は中断され、戦後にフェルナンド7世によってスペイン王家の美術品を所蔵する美術館に計画が変更された。当時のスペイン王家の莫大なコレクションをベースに、国立の美術館となった現在でも貴重な美術品の収集は続いている。作品の構成としては矢張りスペイン絵画が充実。スペイン絵画の巨匠といわれるエル・グレコ、ゴヤ、ベラスケスをはじめ、16〜17世紀に活躍したスペイン絵画の黄金時代の画家たちの作品が並ぶ。−わがまま歩き「スペイン」−
残念ながら写真撮影禁止(どうも最近のことらしい)。美術館で買い求めたガイドブックから写真と文を引用させて貰った(解説は、省略した)。ということで、観たもののうちごく僅かということになる。但し、こうしたツアーでは、時間がとても短い。観たのは、ほんのさわり程度だった。自由に鑑賞するようにして欲しいものだ。そして館内では、ガイドは要らない…。と、思うのは、私だけだろうか。
1 フラ・アンジェリコ
「受胎告知の祭壇画」 (1387-1455年頃) 板 194×194p
2 ラファフェロ・サンツイオ
「枢機卿の肖像」 1510年頃 79×61p
3 ペーテルパウル・リュベンス
「三美神」 1635年頃 板 321×181p
4 ディエゴ・ベラスケス
「ラス・メニーナス」 1656年 キャンバス 油彩 318×276p 「織女たち」 1657年 キャンバス 油彩220×289p 「プレダの開城」 1634−35年 キャンバス 油彩 307×367p
フランシスコ・デ・ゴヤ
「自画像」 1815年 キャンバス 油彩 46×35p 「カルロス4世の家族」 1800年 キャンバス 油彩 280×336p 「1808年5月3日:プリンシベ・ピオの丘の銃殺」 キャンバス 油彩 268×347p
「着衣のマハ」 1797年 キャンバス 油彩 95×190p 「裸のマハ」 1797年頃 キャンバス 油彩 97×190p
「我が子を食うサチュルヌス」
この画像のみ、−わがまま歩き「スペイン」から−