勝手に、パリ百景  その1 珍しい風景

 

1 公園の日向ぼっこ風景−冬が長いので春がくると日差しが恋しい

 

左 リュクサンブール公園−フランス式公園−、右 モンスリー公園−イギリス風公園−

両者の違いは、フランス式は並木を剪定している、一方イギリス式は伸ばし放題にしている

 

2 街の美化

 

毎朝清掃作業員が清掃している(バックは、オペラ座ガルニエ)、街角に置かれたゴミ袋(毎朝取り替えていた)

 

 

 

箒に注目、プラスチック製の竹箒だ、自然の竹ではない−竹は、モネの庭園にあるのが珍しいらしい−そこで、日本の竹箒に似た物を作ったように見える。水が流れているが、これはあちこちの道路で見られた。水道から流しているようだ。水に流しながら掃除をして、大きなゴミは集めていた。あちこちに犬の落とし物があるが、これは水に流して、そのままのようだった。

 

3 紋章の付いたロールスロイス

場所はヴァンドーム広場のホテル・リッツ前、後部乗車ドアーに紋章がある−どんな方が乗るのだろうか?

名士が集うパリの社交場といわれ、ココ・シャネルはこのホテルのスイートに30年間暮らしていたという。奥まった場所には、へミングウエイ・バーがある。

 

4 母の日

29日の日曜日が丁度母の日ということで、花屋の店頭はこの通り賑わっていた

 

 

5 巨大なシャネルのバッグとオープン・ツアーバス

場所はシャンゼリゼ大通りで、凱旋門が直ぐ近くのところ。シャネルの店舗をリニューアルするということで、この大きなバックが出現したらしい。そして、オープン・ツアーバス、これには随分乗って、あちこち行くのにとても便利だった。屋根が無いというのが、これほど素晴らしいのかというのを実感した。雨の多い、そして規制の好きな日本ではまず考えられないバスだ。6カ国語のイヤフォーンガイドが付いているのもいい。勿論、日本語もある。

 

6 カフェ・フーケ

前記5のシャネルバッグと道を挟んで隣り合っている。パリ随一の老舗カフェで、店のデザインは約70年前と変わらないという。レマルクの小説「凱旋門」の舞台となり、パリに滞在したジェイムズ・ジョイスは毎日ここで食事を楽しんだという。写真のクラブサンドはとても美味しかった。勿論ビールもだ。そんなに由緒あるカフェとは知らずに入ったが、帰国して案内書にでていたので驚いた次第。

 

 

 

 

7 シャンゼリゼ競技場

6月5日、一夜にしてあのシャンゼリゼ大通りが、27種目もの競技場に変身した。前日の午後、この大通りをバスで通ったのだが、歩道にテントなどが用意されていただけだった。翌日ホテルから歩いていってみて、その変わり様に吃驚した。

プールでは泳いでいるし、馬術は障害飛び越しをやっていた。理由は、2012年のオリンピックの誘致にある。近く開かれる総会で開催都市が決まるという。それへ向けてのアピールのようだ。フランスは個人主義の国と聞いていたが、いざとなれば凄い組織力を発揮するというのを目の当たりにした。流石、ナポレオンを生んだ国というべきか。

 

8 パリで一番小さい家とセーヌ河畔のブキニスト

この小さな家は、セーヌ川沿いの左岸にある−真ん中の窓がひとつの家。クルーズの時、案内の放送を聞いて撮影したもの−。

ブキニストは、へミングウエイも愛好したといわれるが、元は古本を扱っていたようだが、今はお土産品を売っている店も多い(対岸にノートルダム寺院が見える)−オープン・ツアーバスから撮ったもの−。

 

 

 

9 似顔絵描きとギャラリーラファエットのドーム天井

モンマルトルの丘の上にあるティルトル広場が似顔絵描きの仕事場だ。10数人はいる。他に絵を売っている人もいて、とても賑わっている。妻が描いて貰ったが、50ユーロ(6500円ほど)だった。時間にして40分程か。

ギャラリーラファエットのドーム天井は凄い。全体は8階くらいで、5階まで吹き抜けでこのようにドーム天井になっている。デパートというより劇場の雰囲気だ。流石芸術の国というべきか。オペラ座ガルニエに隣接している。

 

10 デモを規制する機動隊

6月1日パリ警視庁近くのセーヌに架かる橋の上。デモ隊は警官に囲まれて、その中で、のんびりと話などをしていて、緊張感は全く感じられなかった。警官ものんびりした顔つき。でもこの影響で、近くにあるラ・コンシェルジュリ(マリーアントワネットの牢獄のあるところ)は、入館禁止で入れなかった。

 

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