ルノアールの部屋

ムーラン・ドウ・ラ・ギャレット(130×175cm)  1876年

水浴する女達(110×160cm) 1918-19年頃

ルノアール最後の重要作で、車椅子に乗って描いたという。

ピアノによる娘達(116×90cm) 1892年

政府の依頼により感激して制作したという。そして彼初の国家による買い上げ作品である。

しかし後に彼は、この絵は描き込みすぎていて、国は悪い選択(同じ主題で6枚のヴァージョンがあった)をしたと、感じるようになった。

−岩波世界の巨匠から−

 

ブランコ(92×73cm) 1876年

ルノアールは、この絵をムーラン・ドウ・ラ・ギャレットと同時に制作したという。少女の衣服に当たる陽光の描写については「服の油染みのように見える(G・ヴァッシー)という批評もあったという。

−岩波世界の巨匠から−

 

アルフォンシーヌ・フレネーズ(73.5×93cm)  1879年

 

母と子(アリーヌと息子ピエール) (80×64cm) 1886年

同時期に描かれた、同じ大きさ、同じ構図の内の一枚か。1885年3月にアリーヌは長男ピエールを生んだ。その年の秋ルノアールは母子を伴ってあリーヌノ故郷エッソワに滞在した。その後この作品が制作されたが、かれは、ここでイタリア旅行の際目にしたフレスコ画の淡い色彩を再現しようとした。そして母子のテーマ、赤・白・青の組合せは、ラファフェロの聖母子からの影響と見ていいだろう。

−2001/2/10-4/15 石橋財団ブリヂストン美術館「ルノアール展」カタログから−

 

左 都会のダンス(180×90cm) 1883年  右 田舎のダンス(180×90cm)1882-83年

田舎のダンスの方が楽しそうに見えるのは、私だけ?

 

 

ルノアールが「船遊びをする人々の昼食」を描いたレストラン「フレネーズ」で昼食を摂った(5/26)。上の「アルフォンシーヌフレネーズ」の絵も同じ場所のようだ。そして、題名からモデルはこのレストランのお嬢さん?かも、と、思ったりしました。

「遊びをする人々の昼食」の絵看板。レストラン入り口の上の標識。ルノアールが描いた場所

 

気分はパリジャントップ   セザンヌ